みどりの館・紫陽花の歌

頭の中のサラダの整理 /時には突っ込み・またある時にはボケ

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債務返済機構

wakuwaku44さんのコメントで、少々気になることが・・・

道路公団を民営化するために引き受ける借金は、借金を引き受けるためだけの独立行政法人をつくり、そこで債務を整理するというやり方ですね。
かつて、国鉄が民営化されたときに「国鉄清算事業団」がありましたが、それと同じ仕組みだと思います。

これは、債務負担行為ではなく、財政投融資の債務処理ですから、国債整理特別会計(国債の処理は、この会計を使います。)と、一般銀行や郵便局に返済資金が回ることになります。



いや、それはおそらくないでしょう。むしろ、国鉄清算事業団のように、「債務償還が完済してないのに、解散」という可能性の方が高いかも。(笑)
第一、『機構を維持するために、借金が半永久的になくならないように仕事をする』のミエミエすぎる形での独立行政法人化なんて、さすがにそんなアホなことはしないでしょう。
整理回収機構も、中坊公平さんを起用して「元に戻るところがある」人で組織されていましたから、たぶん、そんな形になるんじゃないかって思います。


そもそも、道路公団の民営化って何?どんな運営やってるの?
さらに、「衆議院インターネット中継(H20/02/28)・予算委員会:馬渕澄夫」の答弁を聞いていたら、名称がだぶっているせいもあり、頭の中がややこしくなってしまいました。
そこで、整理しながら自分なりに検証してみることに致しました。


それでは、はじめます。

道路公団の民営化に伴い、高速道路をつくる[6つの民間会社]=[高速道路株式会社(高速道路会社)]と、債務を整理する[独立行政法人・日本高速道路機構保有・債務返済機構(機構)]=[整理回収機構高速道路会社]に分割されました。

6つの道路会社は、それぞれ以下のような名称です。
1.東日本高速道路株式会社
2.首都高速道路株式会社
3.中日本高速道路株式会社
4.西日本高速道路株式会社
5.阪神高速道路株式会社
6.本州四国連絡高速道路株式会社    


高速道路会社が道路を完成させると、債務とともに機構の所有となり、高速道路会社は機構から道路資産を借り受け、通行料により「道路資産賃借料」を機構に支払い、機構はそれを返済にあてることで45年の借金を完済することとなっています。

しかし、当初の計画で本来完成するはずであった1999kmの道路のうち、882kmは国、1177kmは道路会社に引き当てられています。このため道路会社は、これまでの借金を返済しつつ、高速道路新設のために新たな借金をするしくみになっています。下の首都高速道路の「平成19事業年度事業計画(PDF/26KB)」を見てみると、高速道路事業営業収入:2689億円 道路資産賃借料(借金の返済):2031億円に対して、社債・借入金が1587億円となっているのには、驚きました。

独立行政法人 日本高速道路保有・債務返済機構平成18事業年度財務諸表等pdfの13/14を見ると、期首残高37兆円×0.04=1.48兆円(利息)に対して、12/14の表の上に、貸付料:1兆8.774億円徴収したとあります。
これを参考にすると、首都高速道路の18年度の返済金:2031億円のうち、
2031×1.48÷1.88=1598(億円)が、大体の利息になります。
つまり、元金の利息を返した分だけ新たに借金をしたことになります。

少子化高齢化が急速に進む中、自動車ユーザーは確実に減るという現実を直視すれば、道路の拡大に比例した通行料が期待できることには、疑問があります。
しかも、仮に45年で借金を完済できたとしても、45年後は道路の老朽化に伴い、その道路をやり換えなければならなくなるので、高速道路の無料化は実現しないであろうと、推測いたします。


<参考>
独立行政法人 日本高速道路保有・債務返済機構
随意契約に係る情報の公表(工事・コンサルタント業務)
首都高速道路株式会社:有価証券報告書

首都高速道路ホームページ
平成17営業年度事業計画(PDF/19KB)
平成18営業年度事業計画(PDF/33KB)
平成19事業年度事業計画(PDF/26KB)

高速道路株式会社法




ずっと考えていたら、頭痛がしてきました。
続きは、また後のエントリーで。

Comment

あくまでも予測ですよ 

道路公団の民営化は、国鉄の民営化と同じような感じで進められていますね。

高速道路の無料化の実現は、正直、私も「ない」と思います。
ただ、借金については、2つの側面から考えないといけない。

「民営化以前の借金」と「民営化以後の借金」です。

前者は「不良債務として考えられるものが含まれる借金」です。今までは、この不良債務(財投側からすれば、不良債権)が問題となっていたことであり、これはきちんと消さないといけない債務ということになります。
後者は「費用対効果を測定した上での債務計画」です。借金といえば借金ですが、一般企業が抱える長期借り入れの有利子負債はとほぼ同じ概念ということになろうかと思います。
高速道路の「借金」は、財投から捻出されたものが多いですが、郵便局が財務状況を正確に出してないため、今までは不良の債務そのものが不透明でした。これが郵貯簡保の民営化に伴い、『財投債』として発行されるものとなりましたから、同じ「借金」でも、健全な借金として機能することが期待できます。

とはいっても、ご懸念どおり、国の介入があれば、当然のことながら「不良債権化」することもありますから、できるだけ国の介入を阻止する策も講じないと、信用はされないかなと私も思います。
  • posted by わくわく44 
  • URL 
  • 2008.03/02 03:11分 
  • [Edit]

wakuwaku_44 さん、コメントありがとうございます。 

2/28の予算委員会の質疑の内容では、借金34兆円のうち、財投機関債を除いた政府保証が24.4兆円なので、機構が返済不能になった場合、国の介入=政府保証分が、国民負担になる可能性が指摘されてました。
すでに、B/Cのallowaceの出し方や14年度の推計を最新と言ったりしているくだりから、信用できないと思っております。
  • posted by Cynthia 
  • URL 
  • 2008.03/04 01:51分 
  • [Edit]

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