みどりの館・紫陽花の歌

頭の中のサラダの整理 /時には突っ込み・またある時にはボケ

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地方行政について考えるー1

明日から、通常国会が本格的にスタートします。衆議院本会議での審議の内容は、事前の予算委員会での答弁をチェックしておくと、流れがよく分ります。
特に今年度は、道路特定財源をめぐっての激しい攻防が予測されます。それは、一般庶民の生活と直結することでもあり、同時に、道路族の政治家(地方議員・衆参両議院)にとっても大事な選挙資金源だからです。

私は、地方にいて、道路や団地・土地の開発の過程で、地上げや土地ころがし、あるいは工事の受注にからんでポケットに100万円の札束を受けながら、資産を築いてふんぞりかえっている地方議員をみて、溜息がでます。あの立派な御殿を建てたお金は、もともと我々の税金なのに、工事代金に上乗せされて、市の借金を作るのに、どうして市民の税金を担保に借り入れることが出来るのでしょうか?

以前のエントリー(財政破綻指標について、考えるー1・2・3)で、わくわく十万歳さんとやりとりしているうちに、2005年の選挙での民主党のマニフェスト4『ヒモつき補助金』の意味が(あの時だれに訊いてもわからなかったのですが)少しずつ見えてくるようになりました。

4. 分権革命 ~地域のことは地域で~
地域の工夫を引き出すため、ヒモつき補助金18兆円を、地方の財源に切り換えます。

民主党は、官主導社会と決別し、民主導社会を創造することを目標としています。国と地域の役割分担をはっきりさせ、「補完性の原理」に基づき、地域のことは地域で決める分権社会を創り出します。このため、何よりもまず、地域の自立を支える財源を保障します。また、公益法人改革やNPO支援を強化し、自治を担う「地域力」を育てます。

○現在約20兆円の補助金のうち、生活保護などを除く約18兆円を廃止し、3年以内に税源移譲5.5兆円と一括交付金12.5兆円に切り換えます。一括交付金は、「教育」「社会保障」「農業・環境」「地域経済」などの大くくりで地方へ交付し、そのくくりの中で地方が自由に使途を決定できる財源です。従来の「ひも付き補助金」とは違い、中央への陳情も原則不要になります。

○人口30万人程度以上の基礎自治体に対しては、政令指定都市と同等以上の事務権限と財源を移譲します。

○設立要件の緩和や税制面の整備など公益法人改革を進めるとともに、NPO支援税制を拡充して、地域における市民の自発的活動を支援します。


細見谷の無駄な林道工事にしても、補助金システムを楯に『工事を必要だと言わないと、補助金を分配しない』と議会に圧力をかけられたということです。
今回の道路特定財源にしても、国土交通省が全国の組長に補助金の分配を楯に暫定税率の維持に協力を要請する権限があるそうです。

しかも、本来使い道が限定されていない一般財源であるとされてきた地方交付金でさえ、ひも付き財源化されている節があります。説がありました。
(参考:地方交付税の諸問題 )
しかし、私は著者の最後のまとめの方が見出しより的を得ていると思いました。
[5.今後の展望]の上のところ、
そこで、地方交付税では、国税収入の一定割合を自動的に交付することとなったのである。この地方交付税の国税へのリンクは、地方団体の財源確保には貢献してきた。しかし、それはまた地方団体が安易に地方交付税に依存する姿勢を助長してきたとも言えよう。

つづく

私の母の郷里では、ずいぶん前から過疎化が進み、町の財政も厳しく、全校児童が30人にも満たないにもかかわらず、千代田町は豪華な校舎を建てました。町会議員をしていた叔父によると、この入札を巡って、広島市内の業者からの町会議員への攻勢が激しかったそうです。

私の実家は隣町にありますが、ずっと以前に広島市と合併したとたんに公民館の数がやたらと増えて、公民館の月謝・使用料がタダだったのが、月謝代金がかかるようになって印象的でした。合併する前は、地元から立候補した合併反対派と中央省庁を辞めてから立候補した合併推進派が激しい町長選を繰り広げ、結局、合併推進派の村田さんが競り勝ち、合併に至ったわけです。

人口が減る過程でも、増える過程でも、どういうわけか建物や道路の建設がからんで、町や市の予算をオーバーしています。
これでは地方自治体が、いつまでたっても自立できないし、赤字財政を解消する目途が立ちません。

財政破綻指標について、考えるー1
財政破綻指標について、考えるー2
財政破綻指標について、考えるー3



Comment

この資料はお勧めできないですね 

「ひも付き」の具体的な内容がまったく書かれていませんから、この説明で「地方交付税のひも付き補助金化」と理解するのは難しいですね。
そもそも「ひも付き補助金」というのは「この事業を、このように実施し、このように展開するなら、補助金をあげるよ」というものです。(「抱き合わせ」のものもありますね。この補助金をあげるから、「じゃ、これもやって」というものも)

標準財政規模(当時は「基準財政需要額」)の計算方法への批判ですが、説明をみれば、「数値を小さくして、交付金の金額をカットする」という意味での批判は、まさに私もその通りだと思いますが、個別の計上科目の数値(つまり、各々の予算)については、「なるべく正確に」出さないと、結局「どんぶり勘定」になりますから、むしろ当たり前というべきものだと思います。
標準財政規模の算定方法は、あくまでも「地方交付税の金額を決める裏づけ」でしかなくて、もらった自治体は、交付税をどのように使おうが、それはその自治体の勝手です。
ただ、各部門の予算は、国がやろうが自治体がやろうが、基本的には、はじき出す数字に大差ないわけで、そうした意味で、結果的には「国の思惑通りに近づく」のです。これは、交付金を交付されていない自治体でも起こることですから、別に交付金をもらっているとかもらっていないとかは、特に関係はないのです。もっとも、その自治体が独自に取り組む事業があれば、数字は遠ざかります。倒産した自治体の事例で恐縮ですが、夕張市は総務省の見込みとかなりかけ離れた予算編成でした。

この学者さん、計算そのものは正しくて、私も「すげぇ」って素直に思いましたが、「地方交付税がひも付き補助金化した」という表現はちょっと・・・・ですね。
  • posted by wakuwaku_44 
  • URL 
  • 2008.01/21 18:13分 
  • [Edit]

Re: wakuwaku_44さん 

ご指摘、ありがとうございます。

実は、
>その一つの例が、竹下内閣の「ふるさと創生事業」である~
の部分が論理的根拠の点で、自分のなかで少々ひっかかってました。訂正の上、「つづく」で加筆いたしました。加筆したのは、自分の論拠です^^)。
  • posted by Cynthia 
  • URL 
  • 2008.01/21 23:51分 
  • [Edit]

いえいえ 

「ふるさと創生事業」の1億円ですけど、これも別に「紐付き」ではないですよ。
だって、「使い道がない」ということで、1億円分の金塊を購入して、それを資料館かどこかで展示しただけという自治体もあったぐらいですから。(大笑)

あと、「つづく」以下の部分については、その財源をお調べになればいいと思いますよ。合併に伴う公民館の増加ですから、おそらく「合併特例債」かも知れません。
これは、地方債は「起債制限」があって、むやみに発行することができないのですが、市町村合併を促進する狙いで、合併した自治体には「特別枠」みたいなものを設けたのです。これを「合併特例債」といいます。でも、これも借金には変わりないわけで、利子をつけて償還することになります。

利用料が無料から有料になった理由としては、この「債務を償還する財源」か、あるいは、「広島市の基準にあわせた(=広島市では元々有料だった、ということ)」のどちらかの可能性が高いですね。
  • posted by わくわく44 
  • URL 
  • 2008.01/22 14:07分 
  • [Edit]

Re: わくわく44 さん 

コメント、ありがとうございます。

私の記憶では、確か、合併推進派は「合併すれば、合併特例債で公共施設を建てられる」とか、言ってました^^。
その頃は、広島市のベッドタウンとして町の人口が爆発的に増え、小学校もプレハブだらけで校舎が不足していました。

ところで、団地を造成すると赤字になりやすいのは、その団地に学校をつくる際の建物の費用は国から出ても、後のランニングコストが計画当初にはいってないためなのだそうです。
地方が赤字になるのも、ランニングコストも考えず、右肩あがりの経済成長ーしかも高い伸び率を想定して、身の丈知らずのローンを組んだまま、修正をしようとしないところにあると思います。少子高齢化がこのまま続き、かつての高度成長は質の高い教育を提供しない限りは、もはや期待できないでしょうね。
  • posted by Cynthia 
  • URL 
  • 2008.01/22 23:53分 
  • [Edit]

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名前の由来は、ポートランドに在住の日系Ⅲ世の双従妹からとりました。

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